道内リゾート地にインターンシップで中国人大学生、キャリアバンクが今冬から実施

経済総合

 人材派遣のキャリアバンク(本社・札幌市中央区)は、中国の大学生をインターンシップで道内各地のリゾート観光地に紹介する事業を始める。第1弾として中国の大学生32人を12月下旬から3ヵ月間、数ヵ所のリゾート地でホテルが受け入れる。本人と企業側が一致すれば卒業後に就職することもできる。DSC_1828(写真は、キャリアバンクの佐藤良雄社長)

 キャリアバンクは中国の複数の大学と連携、日本語学科や観光学科の学生の単位認定の一環として北海道でのインターンシップ(学生が一定期間企業で働くことを通して仕事の適性を知るトライアル雇用)を組み込むようにした。北海道の観光地では夏場や冬場の数ヵ月間が繁忙期のため、この時期に3ヵ月間インターンシップで中国の大学生を受け入れれば企業側のメリットも大きいと見て、まず今冬から始める。
 
 インターンシップを希望する大学生と企業側をキャリアバンクが仲介して既にスカイプを利用した面接を終えており、合格した32人が12月下旬から3月まで道内のリゾート地で働くことになった。
 
 中国の大学生は北海道への航空費や保険費、インターンシップビザ取得費などが本人負担となるが3ヵ月のインターンシップで報酬を得るため希望する大学生への負担が少ないメリットもある。
 なお、キャリアバンクでは中国の大学を卒業する学生に北海道の企業を紹介する事業も始めており、来年7月には道内リゾート企業やキャリアバンクグループのSATO社会保険労務士法人で数人を採用する。
※2015年11月11日記事一部修正

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