北海道ファミリーマート(本社・札幌市中央区)は、2016年2月期の出店数を7~10店舗で計画している。今月で終わる15年2月期は7店舗を新規出店で総店舗数は75店舗で着地する。早いうちに100店舗の突破を目指す。(写真は、北海道ファミリーマート本社が入っているタケダ札幌ビル=札幌市中央区)
北海道ファミリーマートは、資本金2億円で2006年2月にセイコーフレッシュフーズ(同・札幌市白石区)51%、ファミリーマート(同・東京都豊島区)49%の出資で設立された。同年7月に1号店(札幌市東区の札幌本町1条店)を出店、14年2月期は68店舗、年商88億円の実績だった。
15年2月期は札幌圏に3店舗出店、函館圏には7月に「函館五稜郭店」を初出店、複合商業施設内の「函館蔦屋書店」など4店舗を出店した。これによって期末は75店舗になる。
16年2月期も7~10店の出店を計画、札幌圏と函館圏で出店していく。同社の直営店は3店舗しかなく、フランチャイズシステムの出店が基本路線。これまで札幌圏での出店を進めてきたが、昨年から函館圏への出店を始めた。これは、セイコーマートグループの物流機能を利用したもの。NB(ナショナルブランド)商品やセイコーマートグループのワインの一部、100円惣菜などはファミリーマートの店舗でも取り扱っている。
北海道ファミリーマートでは、「なるべく早く100店舗を超えたい」(辻道雅彦社長)としている。そのうち函館圏は3年後10店舗超を計画する。