平和不動産がサッポロ不動産開発から東札幌の賃貸マンション取得、REIT化の可能性も

経済総合

 札幌市白石区東札幌の高層賃貸マンション「ローズシティ東札幌」(東札幌5条3丁目)を平和不動産(本社・東京都中央区)が約15億円で取得した。入居率の高い賃貸マンションは、利回りが見込めることから不動産投資信託(REIT)物件の対象になっている。平和不動産もこのマンションの流動化を図って行くと見られる。IMG_2557(写真は、賃貸マンションの「ローズシティ東札幌」)
 
「ローズシティ東札幌」は、サッポロビールのグループ会社、サッポロ都市開発(札幌市中央区、現在は合併によりサッポロ不動産開発=東京都渋谷区)が2008年3月に建設。敷地面積約645坪で地上15階、延床面積約2200坪。賃貸部分は1DK中心に150戸。
 
 昨年末に、土地建物の所有権がサッポロ不動産開発から平和不動産に移った。取得価格は約15億円前後と見られる。
 札幌中心部では、賃貸マンションのREIT化が進んでいる。昨年11月には、積水ハウス(本社・大阪市北区)の賃貸マンション「プライムメゾン」3棟が積水ハウス系の投資法人「積水ハウス・SIレジデンシャル投資法人」に総額51億円で売却された。これら3物件の利回りは5・5~5・6%。
 
 平和不動産系の投資法人は「平和不動産リート投資法人」。「ローズシティ東札幌」も同投資法人に売却されREIT物件として流動化されると見られる。
 今後も、札幌市内で利便性が良好で入居率が高い賃貸マンションは、REIT物件に供されるケースが増えうだ。

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