札幌市の大通西4南地区第一種市街地再開発事業で建設される、高さ約185mの再開発複合ビルに、国内4軒目となる「パークハイアット」ブランドのホテルが入ることになった。大通公園を望む眺望とラグジュアリーな空間を提供、札幌観光の新たな発展を後押しする。開業は2029年の予定。(写真は、大通西4南地区再開発複合ビルのホテルブランド決定記者会見)
「パークハイアット」は、ハイアットホテルズコーポレーション(本社・米国イリノイ州)が展開する「タイムレス・コレクション」の最高級ブランド。世界の主要都市やリゾート地で46軒を展開、国内には、東京、京都、ニセコの3軒がある。今回、4軒目として、大通西4丁目の再開発複合ビル内に入ることが決まった。
同ビルは地下3階、地上36階で、「パークハイアット」は、4階、27階~35階に入る予定になっている。客室、料飲施設のほか、宴会場、スパ、屋内プールを計画している。同ホテルは、再開発事業の組合員である平和不動産(本社・東京都中央区)とハイアットの関連会社が締結した、ホテルマネジメント契約に基づいてハイアットが運営する。平和不動産とハイアットは、2025年にオープンする別のライフスタイルホテルブランド「キャプションby Hyatt兜町東京」に続いて2軒目の運営委託になる。
2024年8月20日、札幌で行われた会見で、ハイアットアジアパシフィックグループプレジデントのデービッド・ユデル氏は、「国際都市札幌のさらなる進化に寄与できることを光栄に思う。平和不動産が進めている、国内外から多くの人を引き寄せる活気のある場づくりのお手伝いができることに感謝したい」と話した。
平和不動産の土本清幸社長は、「札幌は東京を凌駕する真のリーディングシティになっていく。当社は、東京を上回る開発を札幌で行うことにした。再開発複合ビルに誘致する『パークハイアット』は、ハイアットの最上級ブランド。大通公園の魅力をより一層際立だせ、国際観光都市としての札幌の競争力強化に寄与できる。札幌のホテルマーケットを牽引する存在になる」と話した。