フランス・パリを拠点とする、世界最大級のホスピタリティグループであるアコーとサッポロ不動産開発（本社・東京都渋谷区）は2024年1月30日、「ホテル創成札幌Mギャラリー」（札幌市中央区北2条東3丁目）を開業した。1993年にオープンした「ホテルクラビーサッポロ」を大幅にリノベーションして、生まれ変わらせた。※動画はこちらの画像↓をクリックしてご覧ください。
（写真は、「ホテル創成札幌Mギャラリー」開業セレモニー）
「Mギャラリー」は、アコーグループのプレミアムホテルブランドで、その土地に由来する、そこにしかないストーリーを体感できるブティックホテル。世界32ヵ国、121ヵ所で展開しており、今回のホテルが、国内では唯一の「Mギャラリー」となる。
ホテルのデザインは、立地場所の創成イーストエリアの歴史をベースに、「21世紀に生まれ変わる開拓使時代の邸宅」がテーマ。エントランスには、ビールの原料であるホップをモチーフにした立体彫刻が置かれ、1階のレストランやバーは、開拓使の社交時場をイメージ。銅製ビール釜を模した暖炉や壁一面にビール瓶とLEDを埋め込んだアートウォール、アーチ型の天井など、細部までこだわったデザインが特徴。
（写真は、銅製ビール釜をモチーフに作られた暖炉のあるバーラウンジ）
（写真は、緑と紫のカラーバリーエーションで統一された客室）
地下1階、地上6階で、客室はスイート（58㎡）、デラックス（39㎡）、スーペリア（29㎡）など7タイプ、全118室。客室は、緑と紫のカラーバリエーションで設え、家具やテキスタイルは、開拓使が外国から輸入した品々という着想でデサインしている。ポプラの木や人馬一体で発展した、開拓の歴史を表した日本画もアクセントになっている。館内には、旧クラビーサッポロの運営時に使用していた、椅子などの廃材を利用したアート作品も展示されている。
この日、正面玄関前で行われた開業セレモニーで、サッポロ不動産開発の宮澤高就社長は「創成イーストエリアの活性化に貢献できる施設になれるようにして、同エリアのシンボルになりたい」と挨拶した。アコーSofitel,MGallery,Emblemsブランド担当マーカス・ケラーCOOは「当ホテルが提供する施設、サービスを通じて、札幌がよりユニークな場所になることを期待したい」と述べた。
