【動画】生まれ変わった「道の駅サーモンパーク千歳」、TTCが指定管理者になって2023年8月26日グランドオープン

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 新しい指定管理者TTC(本社・静岡県熱海市)による管理運営が始まった「道の駅サーモンパーク千歳」(千歳市花園2丁目4-2)が2023年8月26日、グランドオープンした。オープンを前に約300人が行列をつくるなど、生まれ変わった道の駅は、市民や観光客の熱気に包まれた。※動画はこちらの画像↓をクリックしてご覧ください。

(写真は、「道の駅サーモンパーク千歳」グランドオープンのテープカット。左から5人目が千歳市・横田隆一市長、サモン君を挟んで6人目がTC・河越康行代表取締役)

「道の駅サーモンパーク千歳」は、市の指定管理者変更を巡って既存テナントの退去が遅れるなどしたが、5ヵ月間の休業、改装期間を経てグランドオープンを迎えた。この日行われたセレモニーで、千歳市の横田隆一市長は「TTCは国内で多くの道の駅の運営を手掛けている。その経験とノウハウ、熱意を生かしていただき、道の駅に多くの人を呼び込んで『サーモンパーク千歳』の名前と魅力を国内、海外に発信していただきたい」と挨拶した。

(写真は、圧縮陳列をしている「物産コーナー」)
(写真は、「メロンパン」を豊富に揃えたベーカリーコーナー)

 施設内は、「物産コーナー・農産物直売所」、「グリルレストラン」、「フードコート」、「コンビニエンスストア」の4つのエリアに分かれる。「物産コーナー・農産物直売所」は、従来より2倍の面積に拡張、千歳市内など近郊農家約100戸と契約、採れたての新鮮な旬の農作物を販売する。物産コーナーには、TTCが道内事業者と共同開発した、オリジナルなサケ加工品や調味料など約70アイテムのほか、サケに関連した商品などを一堂に集め、天井まで届くようなドン・キホーテばりの圧縮陳列で、見て選ぶ楽しさを演出している。

(写真は、いちごを使用したソフトクリームやプリンを展開するスイーツ専門店)

「グリルレストラン」では、サーモンなどの海鮮や牛肉、豚肉、鶏肉、ハンバーグなどを提供、人気のグリル料理を通じて非日常感が味わえるエンターテインメントレストランとなっている。「フードコート」は、ざんぎと卵の魅力を発信する店舗や海鮮丼専門店、サーモン・海鮮、コーンを使用したラーメン店、オリジナルスイーツ専門店、メロンパンを中心としたベーカリー、おにぎり専門店の6店舗が出店している。「コンビニエンスストア」のエリアには、「ローソン」に変わって「デイリーヤマザキ」が入った。

「サーモンパーク千歳」の広報担当(メディアライン=横浜市西区=小林智取締役)は、「千歳市の方々にも愛されていた『道の駅』だったので、その思いを継続してもらえるような店づくりをして、頻繁に来てもらえるようにしたい。また新千歳空港にも近く、北海道の玄関口になる場所なので千歳市の魅力やサーモンを中心にさまざまな発信をしていきたい。コロナ前には年間100万人の来場があった施設なので、それ以上の集客を目指す」と話していた。

「サーモンパーク千歳」は、2005年6月に開業、2014年に指定管理者制度を導入、シダックス大新東ヒューマンサービス(本社・東京都渋谷区)が管理運営していた。指定管理期間の満了に伴い、2023年4月からTTCが7年間の指定管理者になった。TTCは、現地子会社としてムーバー(千歳市)を設立、管理運営を担う。TTCのグループ会社は、2010年4月から三井アウトレットパークの「ロコファームビレッジ」を展開している。TTCは、全国で「道の駅」を10数件管理運営しているが、北海道は今回が1例目となる。
(写真は、「デイリーヤマザキ」)
※2023年8月28日記事一部訂正しました。シダックス大新東ヒューマンサービスの本社は東京都渋谷区でした。お詫びして訂正いたします。

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