札幌市営団地の跡地を利用した、新さっぽろ駅周辺地区開発プロジェクトの一環として建設されていたホテル「ラ・ジェント・ステイ新さっぽろ」(札幌市厚別区厚別中央1条6丁目3-5)が、2023年7月15日に開業した。これによりI街区8施設のうち7施設が稼働、残りは11月にオープン予定の商業施設「BiVi新さっぽろ」のみとなった。(写真は、2023年7月15日に開業した「ラ・ジェント・ステイ新さっぽろ」=左。右は「ホテルエミシア札幌」)
「ラ・ジェント・ステイ新さっぽろ」は、大和ハウス工業が建設、ABアコモ(本社・東京都千代田区)がホテル運営を担う。延べ床面積は約2415坪(約7970㎡)。客室の内訳は、スタンダードダブル61室、スタンダードダブルシャワーブース付き54室、スーペリアツイン47室、スーペリアトリプル22室、ハートフルツイン(電子レンジ付き)3室、ハートフルダブル1室、ユニバーサルダブル(ミニキッチンを備え簡単な料理が可能)2室、デラックスルーム(キッチン付きで長期滞在可能)4室の計194室。
1階は大浴場で、男性は「雪の湯」、女性は「森の湯」。「雪の湯」は、湯船の奥の壁に寒色系の色彩タイルを縦長に配置して雪や氷をイメージ。「森の湯」は、床と柱に木板の明るいデザインを選定、周囲の壁にはランダムにグリーンのタイルを配置、森の木立や葉っぱの雰囲気を演出している。
「ラ・ジェント・ステイ」は、2016年8月にオープンした「ラ・ジェント・ステイ札幌大通」(札幌市中央区、219室)、2019年12月にオープンした「ラ・ジェント・ステイ函館駅前」(函館市、261室)に続く3棟目で、大和ハウス工業が建設し、ABアコモが運営している。なお、北海道新幹線新函館北斗駅前には、2017年3月にオープンした「ラ・ジェント・プラザ函館北斗」(北斗市、107室)があり、地元の北斗開発が建設、ABアコモが運営している。