余市郡余市町は、後志自動車道余市インターチェンジ付近に整備する、「新たな道の駅」を核とする交流拠点施設整備運営事業者に、大和リース(本社・大阪市中央区)を代表企業とするコンソーシアムを選定した。(写真は、余市インターチェンジ付近)
余市町は、2018年12月開通の後志自動車道余市インターチェンジを利用した町への流入客を増やすため、既存の道の駅を移転して同インターチェンジ付近に、新たな道の駅を再編整備する取り組みを進めてきた。2022年9月からは、公募型民間提案で「新たな道の駅」を核とする交流拠点施設整備運営事業者を募集していた。説明会には7社が参加したが、提案は大和リース社で、町は1月31日の町議会産業建設常任委員会で、大和リースを代表企業とするコンソーシアムを選定したことを説明した。
委託業務は、設計、建設、維持管理、運営のほかエリアマネジメント推進業務など。地域農産物のブランド化促進、地域水産物のリブランディング、「北のフルーツ王国よいちワイン特区」の体験価値向上、ゼロカーボンでBCP対策に対応した防災道の駅実現などが必須条件となっている。
コンソーシアムは、道の駅エリアの施設整備が、代表企業大和リース、構成企業ドーコン(本社・札幌市中央区)、岩田地崎建設(同・同)、道の駅の維持管理・運営はカルチュア・コンビニエンス・クラブ(略称CCC、同・東京都渋谷区)、千歳相互観光バス(同・千歳市)、さらに自由提案エリアは代表企業大和リース、構成企業は「ルタオ」などの洋菓子ブランドで知られるケイシイシイ(同・同)、釣り具・アウトドア用品卸・小売りのアイビック(同・札幌市東区)、ドラッグストア事業や地域連携事業を展開しているサツドラホールディングス(同・同)となっている。
余市町は、事業化に向けて大和リースと協議、2025年度から2026年度に「道の駅」の基本機能がオープンするスケジュールを予定している。