NTT都市開発(本社・東京都千代田区)は、札幌市中央区の旧HBC本社跡地で開発を進めている複合ビルのホテル部分に「ハイアット セントリック」を誘致、ホテル名を「ハイアット セントリック 札幌」に決定したと6月28日に発表した。2024年春に開業する。「ハイアット」ブランドのホテルは、「パークハイアット ニセコHANAZONO」(虻田郡倶知安町)に次いで2施設目。(画像は、「ハイアット セントリック 札幌」の外観パース=NTT都市開発提供)
NTT都市開発が、ハイアットホテルズコーポレーション(米国イリノイ州シカゴ)の関連会社とホテル運営委託契約を締結して札幌進出が決まった。「ハイアット セントリック 札幌」は、NTT都市開発が開発中の地上26階、地下2階建ての複合ビルの1階の一部と17~26階に入る。17階のロビーは、ホテルのロビーとしては札幌随一の高さ70mに位置し、北海道庁の旧赤れんが庁舎や北海道大学植物園などを間近に見ることができる。
全216室から札幌市内を一望できる。館内は北海道らしさをデザインに組み込み、地元の食材を味わえるレストラン、宴会やイベントに利用できるマルチファンクションスペース、フィットネス施設などを揃える。建物の地下からは、北1条地下駐車場公共地下道を経由してチ・カ・ホ(札幌駅前通地下歩行空間)に接続しているため、JR札幌駅や市営地下鉄「大通駅」には雪や雨に当たらずにアクセスできる。
複合ビルの事業主はNTT都市開発、設計は久米設計(本社・東京都江東区)、施工は大成建設(同・同都新宿区)。2021年10月に着工しており、2024年2月に竣工、ホテル開業は同年春の予定。今後、NTT都市開発は、同社のグループ企業であるUDホスピタリティマネジメント(本社・東京都中央区)に運営委託契約を承継、ホテル経営は同社が担う。