道の駅「花ロードえにわ」(恵庭市南島松817ー18)の周辺ゾーンに建設中の「スターバックスコーヒー」とホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット・北海道恵庭」が、姿を見せてきた。2022年には2施設が本格稼働、恵庭の観光拠点として大きくパワーアップしそうだ。(写真は、建設中の仮称「スターバックスコーヒー恵庭道の駅店」)
(写真は、外観が見えてきた「フェアフィールド・バイ・マリオット・北海道恵庭」)
恵庭市は、道の駅「花ロードえにわ」周辺と旧保健センター周辺の約6・1haを、同市の花観光を推進する拠点、「はなふる」として整備、2020年11月にオープンさせている。「スターバックスコーヒー」と「フェアフィールド・バイ・マリオット・北海道恵庭」は、同市が「都市公園内において収益施設と周辺園地を一体的に整備する民間事業者公募制度」(パークPFI)を活用、「はなふる」整備の一環として事業者を選定、建設が進められている施設。
「スターバックスコーヒー恵庭道の駅店」(仮称)は、敷地内の別の場所に移転した農畜産物直売所「かのな」の跡地を利用して建設が進んでいる。選定された運営事業者は、総合不動産開発のアルファコート(本社・札幌市中央区)、スターバックスコーヒージャパン(同・東京都品川区)、まちづくり・地域づくり支援会社、KITABA(同・札幌市中央区)の共同体。
店舗を建設しているのは、アルファコート、設計も同社、施工は宮崎組(恵庭市)とタイセイ(札幌市東区)。鉄骨造平屋建て、延べ床面積は約96坪(317・95㎡)、工期は2021年9月12日から同年12月25日。「スターバックスコーヒー」のオープンは年内が予定されており、施設内には市内のおむすび店「ゑびす」も22年3月に移転出店することになっている。
「フェアフィールド・バイ・マリオット・北海道恵庭」は、積水ハウス(本社・大阪市北区)とマリオット・インターナショナルなどが出資する合同会社、ニューツーリズム・トリップベース2号(東京都新宿区)が選定事業者で、今年2月から「はなふる」敷地内の漁川(いざりがわ)河畔で建設が始まった。鉄筋コンクリート造4階建て、延べ床面積約1033坪(約3410㎡)、客室数は102室が予定されている。設計、監理は坂倉建築研究所(東京都港区)、施工は鴻池組(本社・大阪市中央区)東京本店(東京都中央区)。工期は2022年5月まで、同年6月のオープンが予定されている。
「花ロードえにわ」を含む「はなふる」に、新たな集客、宿泊施設が誕生することで、2022年は恵庭観光の新たなスタートの年となりそうだ。