カタログ通販のベルーナ(本社・埼玉県上尾市)は、札幌市東区北6条東2丁目1-1の札幌卸センター跡地を利用してホテルを建設する。地上26階建て、高さは99・79mを予定している。(写真は、ベルーナのホテル建設予定地)
札幌卸センター北6東2街区は、敷地の北側にベルーナのホテル、南側には大京・京阪電鉄不動産・ミサワホーム北海道の共同企業体による高層マンション2棟が建設される。同街区で最初に建設工事が始まるのがホテル。敷地面積約1727坪(5700・16㎡)、そのうち約805坪(2657・54㎡)を利用して、鉄骨造一部鉄筋コンクリート造の地下2階、地上26階建てのホテルを建設する。客室数は約330室が予定されている。延べ床面積は約1万1387坪(3万7577・45㎡)、高さは99・79m、着工は2022年2月1日頃が予定されている。建築主は、ベルーナ、設計、監理はプランテック(東京都千代田区)、施工は鹿島建設(本社・東京都港区)北海道支店(札幌市中央区)。ホテルの竣工予定は2024年9月頃になりそう。
ベルーナは、グループのグランベルホテル(本社・東京都中央区)とともに北海道でのホテル事業を拡大している。グランベルホテルが今年4月21日に「札幌グランベルホテル」(中央区南3条西8丁目10-1)、9月1日に「すすきのグランベルホテル」(同区南5条西2丁目6-2)を新設開業、ベルーナがkarakami HOTEL&RESORTS(本社・札幌市中央区)から「定山渓ビューホテル」(南区定山渓温泉東2丁目)を買収、8月1日にオープンさせた。
ベルーナグループのホテル事業は、2022年月期に売上高84億6000万円、営業損失19億3000万円を予想、23年3月期も売上高106億4000万円、営業損失4億円とみており、黒字化は24年3月期で、売上高134億9000万円、営業利益7億1000万円を見込む。