【動画】ハマノホテルズが「グランドブリッセンホテル定山渓」7月1日開業、全客室から渓谷ビュー

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 ハマノホテルズ(本社・札幌市南区)は、7月1日に「グランドブリッセンホテル定山渓」(札幌市南区定山渓温泉東4丁目328)を開業した。旧「定山渓グランドホテル瑞苑」跡に建設したホテルで、部屋数を旧ホテルの4分の1とし、安らぎや癒しが体感できるゆとりのある空間を実現した。※動画はこちらの画像↓をクリックしてご覧ください。

(写真は、「グランドブリッセンホテル」の外観)
(写真は、天井が高く開放感のあるフロント・ロビー)

 新ホテルは、地下1階、地上7階建てで、フロント・ロビーやエレベーターホール、大浴場前スペース、レストランに向かう廊下など共用部が広く、開放感を醸し出すようになっている。館内には、1957年に開業した旧ホテルで使われていたイタリアの大理石を柱の一部に再利用しているほか、札幌軟石や江別産レンガ、道産マツ材を使用、北海道らしさを打ち出している。

 外壁から客室、大浴場、レストランに至るまで光触媒をコーティング、大気浄化や空気浄化、抗菌、抗ウイルス、抗臭、抗カビ効果を持たせるようにしている。また、85℃の温泉熱源を暖房・給湯用、ロードヒーティング用に使用するなどZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の技術も取り入れた。各部屋に常備するアメニティを最小限にして、宿泊客が必要なアメニティを売店に設けたコーナーから持ち出す方式もハマノホテルズとして初めて採用した。

(写真は、ライブラリーにある金の茶室)
(写真は、レストラン)

 2~7階の客室は25~50㎡のラグジュアリー、和洋室、ユニバーサルツイン、ツイン、スタンダードツインの5タイプ全68室で、そのうち58室に展望温泉が付いている。全室ともに部屋の窓から渓谷を眺めることができる。1階のレストランは、傾斜のある天井と出窓をデザインした壁がしつらえの特徴で、テーブル席、ボックス席、個室(4室)がある。夕食はメイン料理をシェフがテーブルを回ってサーブするコース料理が楽しめる。

(写真は、大浴場の露天風呂)
(写真は、客室から望める定山渓の渓谷)

 地下1階の大浴場の男湯に繋がる廊下には、定山渓の歴史をイラストにした長さ20mのタペストリーが掲げられている。男女ともに2段になった露店風呂があり渓谷を間近に望める。大浴場と直結したエステサロンには、6つの個室があり、渓谷が見えるリラクゼーションスペースも設置。1階にあるライブラリーには、300冊を超える蔵書が収納され、アイヌ文様をあしらった金の茶室も用意され落ち着けるスペースになっている。同じく1階にはカフェバーがあり、サイフォンコーヒーやオリジナルのチーズケーキ、フルーツマリトッツォなどが味わえる。

 新ホテルには、旧ホテルの部材を一部利用するなどしており、本物を受け継いで後世に繋いでいくことが新ホテルのコンセプトにもなっている。なお、ホテル名は「ブリッセン」とは、英語の「ブリス」(喜び)と「温泉」の造語だという。宿泊料金は、客室温泉付き展望ツイン2名1室1人2万8600円(消費税込み・入湯税別、10月31日まで、休前日、お盆期間は別料金)から。

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