全68室のうち58室に展望温泉、「グランドブリッセンホテル定山渓」7月1日開業

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 ハマノホテルズ(本社・札幌市南区)は、7月1日(木)に「グランドブリッセンホテル定山渓」(同市同区定山渓温泉4丁目328)を開業する。1泊2食付き・2人1室の展望温泉付きラグジュアリーが平日1人3万800円(消費税込み)からのプランなどで予約受け付けを開始している。(写真は、7月1日オープンに向け建設が進んでいる「グランドブリッセンホテル定山渓」=2021年4月19日午後撮影)

「グランドブリッセンホテル定山渓」は、1957年に開業して、その後増改築を重ねた「定山渓グランドホテル瑞苑」の後継ホテル。これまでの230室から68室に客室数を絞ったプレミアムホテルに生まれ変わる。新ホテルの各所には、札幌軟石や有孔レンガ(江別レンガ)、道産マツ材など北海道らしさを醸し出す素材を採用する一方、フロントでは最先端の自動精算機との連動で、滞在をより快適にするITシステムを客室やバー、その他施設に導入する。また、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の技術を取り入れ、高温度の温泉熱源をロードヒーティング、融雪熱源、暖房熱源、給湯熱源として利用、温室効果ガスの排出抑制を実現する。

 客室は、スイート仕様の50㎡の広さがある展望温泉付きラグジュアリー、和洋室、ユニバーサルツイン、ツイン、スタンダードツインの5タイプ全68室。このうち58室は展望温泉付きのため、大きな窓から四季折々の渓谷を望むことができる。洗面台とトイレは独立している。

 天然温泉大浴場には、パノラマのような渓谷が広がる露天風呂を整備、日帰り入浴にも対応する。男性浴場に続く通路には20m壁画も掲げる。また、オリジナルメニューを揃えたエステサロンや渓谷が望めるカウンター席があるレストラン、自然、旅、歴史など300冊を超える蔵書が閲覧できるライブラリーやアイヌ文様をあしらった金の茶室や暖炉なども設ける。
 敷地面積は約4697坪(約1万5500㎡)、鉄筋コンクリート造、地下1階、地上7階。設計、監理は日本都市設計(札幌市中央区)、施工は岩田地崎建設(本社・同)。

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