ネストホテルジャパン(本社・東京都中央区)は15日、同社が展開するホテルとしては北海道で3店舗となる「ビスポークホテル札幌」(札幌市中央区南2条西1丁目7—9)を開業した。「ビスポークホテル」は、『記憶あつらえる、ホテル』がブランドコンセプトで、非日常感のある宿泊体験を提供するもので、東京・新宿、大阪・心斎橋に続く3番目となる。(写真は、4月15日に開業した「ビスポークホテル札幌」=2021年4月15日午後撮影)
1階は、モダンで落ち着いたロビーラウンジ、2階のラウンジは朝食会場となっており、朝食ビュッフェでは北海道の食材を利用した和洋双方の食事を提供。朝食後はフリースペースとして開放する。客室は全125室で、スタンダードツイン、ハリウッドツイン、スーペリアハリウッドツイン、キングダブル、コーナーキングダブル、スーペリアキングダブル、ユニバーサルの7タイプの部屋がある。室内の壁紙デザインは、客室ごとに異なっている。客室にはシモンズ製のピロートップ付きマットレスやビスポークオリジナルアメニティを用意している。
同ホテルでは、ネストホテルグループで2番目となるスマートチェックインシステムを導入。事前に配信されたメールから住所や電話番号など、従来のチェックインの際に記入が必要だった情報をあらかじめ入力することによって、チェックインの順番待ちを緩和、3密を回避できる。
立地場所は、西2丁目線と南2条通が交差する南西角で、旧宮本ビル跡地。建物は地上13階建て、延べ床面積約1225坪(4044・12㎡)、土地建物は京阪電鉄不動産(本社・大阪市中央区)の所有。設計は、浅沼組大阪本店一級建築士事務所(大阪市浪速区)で施工は浅沼組(同)。2020年夏には建物が竣工していたが、コロナ禍で開業が遅れていた。なお、ネストホテルジャパンは、北海道で「nestHOTEL」札幌大通」(南2西5)と「同札幌駅前」(北2西2)の2ヵ所を展開している。