オークラニッコーホテルマネジメント(本社・東京都港区)が展開している「ホテルJALシティ札幌 中島公園」(札幌市中央区南8条西3丁目1ー25)は、3月1日(月)から石屋製菓(同・札幌市西区)と組んで、「白い恋人コラボレーションルーム」を提供する。※動画はこちらの画像↓をクリックしてご覧ください

(写真は、スーペリアツインの「白い恋人コラボレーションルーム」)

「ホテルJALシティ札幌 中島公園」は、2019年9月に開業、運営が軌道に乗り始めた20年春頃からコロナの感染拡大によりインバウンド蒸発など利用客が減少、直近では稼働率20%を切る状態が続いている。こうした中、地域経済に明るい話題を提供する目的で「白い恋人コラボレーションルーム」を展開することにした。

 今や北海道を代表する銘菓になった「白い恋人」は、JALの機内おやつに採用されたことで人気が出た経緯がある。そんな縁と「ホテルJALシティ札幌 中島公園」のデザインコンセプトが「札幌の雪」で各部屋には雪の結晶をイメージしたフットライトなどがあること、「白い恋人」は雪の結晶をブランドイメージとして使っていること、さらに「白い恋人」が21年12月で発売45周年を迎えることなどからタイアップすることになった。

 コラボレーションルームは、クッションやベッドカバーに「白い恋人」のパッケージや中身をデザイン、壁には利尻富士を描いたデザインも再現。実際の缶デザインと同様に文字や模様に凹凸も付けた。ボールペンやメモ帳も「白い恋人パーク」(札幌市西区)で販売されている商品を用意。特典として宿泊者には「白い恋人パーク」でのソフトクリーム引換券2枚、撮影写真がパッケージになるオリジナル缶36枚入りの引換券1枚もある。

 提供する客室は、スーペリアツイン(28㎡、1泊1室2人1万8000円~)とモデレートクイーン(21㎡、同1万5000円~)の2部屋。同ホテルでは女性客やカップル客、両社がスポンサーになっている「コンサドーレ札幌」ファンの利用も想定している。このコラボルームは1年以上継続して提供する。

(写真は、「白い恋人コラボレーションランチコース」)

 また、4月29日までの期間限定でコラボランチコースも提供する。「白い恋人」のパッケージに描かれた利尻富士の雪をイメージしてチーズを振りかけたインカの目覚めのコロッケ、「美冬」をイメージしたまぐろと帆立とアボガドの美冬仕立て、輪切りのりんごで「なまらバターバウムTSUMUGI」を表現した北海道産牛フィレ・フォアグラなど、見て食べて楽しめるメニュー。料理長の徳永秀平さんは、「実際に石屋製菓の工場を見学して考えました。商品価値を崩さないように工夫して春らしく華やかに仕上げています」と話す。料金は3000円(税込み)で2人から提供。

 札幌市内のホテルでは、コラボルームの提供が増えており、昨年は札幌東急REIホテルが「ラーメン山岡家」のコラボルームを提供、京王プラザホテル札幌はシマエナガのコラボルームも設けている。



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