札幌ススキノの都市型天然温泉・サウナ「スパサフロ」(旧サウナカプセル北欧、札幌市南6条西5丁目)跡地にホテル建設が、計画されている。(写真は、AL1が計画している仮称「LA HOTEL札幌3」の建設予定地)
「スパサフロ」は、旭観光リース(札幌市中央区)が1980年代後半に「サウナカプセル北欧」としてオープンさせたスパホテル。その後、旭観光リースの会社分割でM&Sスパ・プロジェクト(札幌市中央区)が2007年7月に設立され、「スパサフロ」に改称して運営を引き継いだ。しかし、施設老朽化などにより、2020年1月31日に営業を終了、4月から建物の解体工事が進められ、10月ごろには更地になっていた。
建築計画によると、敷地面積約318坪(1050・21㎡)のうち約176坪(583・46㎡)を利用して鉄筋コンクリート造の地下1階、地上13階建ての「LA HOTEL札幌3」(仮称)を建設する。延べ床面積は約2000坪(6602・78㎡)、建築物の高さは43・90m。着工は2021年3月1日ごろの予定。
建築主は、建物解体の発注者で土地所有者のAL1(本社・横浜市中区)。設計、監理は有限会社本多健建築設計室(さいたま市大宮区)、施工は建物解体の事業者だったアーバンヤマイチ(本社・札幌市中央区)。ススキノ地区ではコロナ禍の中、建物解体後の更地は時間貸し駐車場として利用されることが増えているが、「スパサフロ」跡地はホテルが建設される。