本サイトの「昭和のビルシリーズ」で取り上げた「第2三谷ビル」(札幌市中央区南1西6)の解体工事が始まった。土地建物を所有している不動産デベロッパーのアルファコート(本社・札幌市中央区)は解体後にホテルを建設する。(写真は、解体工事が始まった第2三谷ビル)
第2三谷ビルは、1963年に建設された地下1階、地上7階建てのオフィスビル。築55年で設備老朽化のため取り壊しを予定、昨年からテナントの撤退が進んでいた。全テナントが退出したのは今年5月末。8月下旬になって解体のため足場が組まれ、内部の取り壊しがすでに始まっている。
土地建物の所有者は、ビル名の通り三谷家の親族系企業だったが、2007年にアルファコートが取得していた。土地面積は約196坪(650㎡)で、電車通りから仲通りまで奥行きがあり土地の形状は南側が幅広のL字形になっている。建物解体は2019年2月までで、ホテルは同年春に着工、竣工後にホテル運営会社に1棟貸しして20年春開業を目指す。
アルファコートは、千歳市内でもホテルを建設、1棟は6月に「ベストウェスタンプラスホテルフィーノ千歳」としてオープンしており、もう1棟も9月19日にJR北海道ホテルズの「JRイン千歳」としてオープンする。いずれも1棟貸しのスタイル。
なお、第2三谷ビル跡に先行して札幌市中央区南2西7のサントーパーキング跡にもホテルを計画、こちらは間もなく着工する。