札幌市中央区北4条西5丁目の「KKRホテル札幌」が2018年3月末で営業を終了する。会議室やティーラウンジの利用は既に12月28日で終了した。年末年始期間中もボイラー点検修理のため臨時休業、18年1月4日から残り3ヵ月間の営業に入る。IMG_9983(写真は、KKRホテル札幌)

「KKR」は、国家公務員共済組合連合会の略。国家公務員共済組合員の年金や福祉事業に関する業務を加入共済組合と共同で行うのが役割で、福祉事業の一環として「KKRホテル&リゾート」が宿泊事業を国内各地で展開している。

「KKRホテル札幌」は、1968年に開業、18年は築50年になる。地下2階、地上9階建てで道庁赤レンガの前庭が一望できる絶好のロケーションに位置している。今回、設備老朽化により来年3月31日をもって営業を終了することになった。

 国家公務員共済組合連合会が運営する「斗南病院」が移転先を検討していた時期に、「KKRホテル札幌」をスクラップ&ビルドして病院と宿泊施設の複合施設を建設する構想もあった。しかし、この構想は実現せず斗南病院は16年に旧札幌厚生病院跡地の北4西7に移転している。「KKRホテル札幌」の営業終了が決まったことで、隣接する林業会館も含めて再開発が進む可能性もある。


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