クレーンそびえるニセコ地区 高級コンドミニアムなど投資活発

観光

 蝦夷富士の麓にそびえ立つ何基ものクレーン。ニセコ地区で今、高級コンドミニアムの建設が進んでいる。倶知安町山田のコンドミニアムが両側に連なる通称“ひらふ坂”。そこを登り切った最も景観の良い場所に今、ご覧のように蝦夷富士こと羊蹄山が一望できる高級コンドミニアムが建設されている。完成は2018年秋。国際的リゾート地として、ニセコの進化が止まらない。IMG_8659(写真は、「スカイ ニセコ」の建設現場=2016年9月29日午後撮影)

 この高級コンドミニアムは「SKYE NISEKO(スカイ ニセコ)」の名称で米国人投資家らで組成された合同会社サミットが建設主体。施設は地下2階、地上6階建て2棟が予定され、延べ床面積は約1万5000㎡。総工費は70億円で総合施工は岩田地崎建設。
  
 家具やキッチンは外部の自然とマッチするようなデザインが採用される予定で、コンドミニアムの価格は広さによって数千万円から数億円。総戸数は96戸で最大の収容人員は400人。
 今年4月に着工し、現在は基礎工事の段階。今後2年間かけて完成させる。「スカイ ニセコ」の奥には建物はなく、ニセコグラン・ヒラフスキー場に最も近いロケーションになる。
 
 ひらふ坂の中腹では、別の不動産開発会社による高級コンドミニアム「メープル」の建設も進んでいる。こちらは、地下1階地上7階建てで延べ床面積は約1万4000㎡。戸数は69戸で収容人員は約200人。完成は18年秋。施工は中山組だ。
 19年以降もニセコ花園地区やニセコビレッジ地区には米国系ホテルチェーンも進出予定で、ニセコ地区にクレーンが消えることは当分なさそうだ。

関連記事

SUPPORTER

SUPPORTER