札幌証券取引所は4日、新年の取引開始を前に8時45分から札証2階大会議室で大発会を開催した。例年、道内を拠点にするプロスポーツ選手がゲストとして招かれるが、今年は北海道日本ハムファイターズゼネラルマネージャー(GM)兼スポーツ・コミュニティー・オフィサーの稲葉篤紀氏が招かれ、晴れ着姿の証券関係者など約40人が見守る中、札証の鐘を鳴らして活発な商いを願った。※動画はこちらの画像↓をクリックしてご覧ください。
(写真は、稲葉篤紀氏を招いて行われた札証大発会)
大発会では、最初に札証の小池善明理事長が登壇、「北海道経済が早くコロナ前の状態に回復することと、新規上場企業が続々と出てくることを祈念している」と挨拶した。続いて、稲葉氏が、「一日も早くコロナが終息して北海道の経済が良い方向に回ることを願っている。ファイターズも新庄監督を迎え、新たな挑戦、新たなスタートを始める。来年には新球場ができるが、私は今年が勝負だと思っている。新庄監督とともに道民の皆さまと喜びを分かち合えるように頑張りたい」と述べた。その後、左手に木槌を握り、札証の鐘を力強く打鐘すると、甲高い音色が場内に響き渡った。
最後に、日本証券業協会北海道地区協会会長の伊藤博公・北洋証券社長が、「寅は千里を走るという元気のよい格言があるが、過去8回の寅年相場は2勝6敗で負け越している。今年、多少相場が下がっても来年の卯年で相場は跳ね、辰巳天井となるので、下げたところで仕込んでいく年になるのでは」と挨拶、参加者全員で三本締めを行った。