札幌証券取引所は4日、2017年の取引開始に先立ち、恒例の大発会を開いた。昨年から始まった『札証の鐘』の打ち初めにはプロ野球北海道日本ハムファイターズの大野奨太選手が登場、取引開始を祝った。
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(写真は、晴れ着姿の女性たちが集まった大発会会場)
大発会は午前8時45分から札幌市中央区の札証2階で行われ、晴れ着姿の証券会社社員31人を含む証券関係者ら約70人が出席。
小池善明理事長は、「1月20日に就任する米国トランプ大統領の政策がマーケットに浸透するまでには波乱も予想されるが、株式市場には追い風という声もある。国内は安定しているため海外要因にいかに対処するかにかかっている。札証では昨年、新規上場がなかったが今年は新規上場を祈願し、北海道経済の発展に繋がればと願っている」と挨拶した。
鐘の打ち初め役を担うことになった大野選手は、「昨年は、(田中)賢介さんが打鐘したとお聞きした。札証の鐘を鳴らすと素晴らしい1年になるというジンクスを今年も続けていけるよう願いを込めて打ちたい。ファイターズとともに北海道経済の更なる飛躍を願いたい」と述べて、鐘を3回鳴らした。
その後、参加者全員で3本締めを行い、17年の活況を願った。
4日の売買は約19万株で、そのうち約15万株はアンビシャス市場のRIZAPグループ(本社・東京都新宿区)の売買だった。今年もRIZAPグループが札証の取引を牽引する1年になりそうだ。