DSの「ザ・ビッグ」が秋に千歳、札幌・厚別に出店、次年度以降さらに増える可能性も

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 イオン北海道(本社・札幌市白石区)は、2026年中にディスカウントストア「ザ・ビッグ」2店舗を出店する。物価高で家計支出が抑制されている中、低価格を武器に節約志向の受け皿になる。同社の「ザ・ビッグ」は、利益コントロールが一定程度確立され、DS業界の優等生になりつつある。惣菜強化も奏功、幅広い利用客の取り込みにも成果を出している。(写真は、2026年秋オープンに向けて建設が進む仮称「ザ・ビッグ千歳店」)

 イオン北海道は、2026年度から2030年度までの新5ヵ年中期計画をスタートさせている。2030年度の売上高を4400億円以上に設定、2025年度比で600億円以上の増加を見込み、そのうち食品は3700億円以上、2025年度比572億円以上を見込み、毎年100億円以上の上積みを狙う。新中計の初年度である2026年度は「挑戦」の年としており、DSの「ザ・ビッグ」を成長ドライバーと位置付ける。

 ここ数年の出店を見ると、SM(スーパーマーケット)の「マックスバリュ」よりも「ザ・ビッグ」の方が多い。「マックスバリュ」は、旧西友承継店舗を「宮の沢店」(札幌市西区)として出店した2024年10月以降の出店はない。「ザ・ビッグ」は旧西友承継店舗のうち、「福住店」(同市豊平区)、「元町店」(同市東区)を2024年11月と12月に出店。2025年11月には、旧西友承継店の「イオン清田店」(同市清田区)を「ザ・ビッグ」に転換した。

 出店政策は、明らかにDS重視に切り替わっており、2026年秋には新店の「千歳店」(仮称、千歳市)を出店、同年9月中旬には、旧西友承継店舗である「イオン厚別店」(札幌市厚別区)を「ザ・ビッグ」に転換する。2024年以降、「マックスバリュ」1店舗の出店に対して、「ザ・ビッグ」は2026年中に5店舗の出店になる。

 旧西友承継店舗のうちで「ザ・ビッグ」への転換可能性がある店舗は、まだ複数存在する。また、閉店した「マックスバリュ稲田店」(帯広市)の建て替え新店は「ザ・ビッグ」という見方も強い。SMに比べて利益率の低いDSだが、一定程度の利益コントロールを武器に、消費税1%が予定されながらも「ザ・ビッグ」の出店が続きそうだ。

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