札幌の駅前通に面した北2西3地区にある札幌フコク生命駅前通ビル、越山ビル、札幌ビルディンクの建て替え一体ビルの概要が分かった。地下1階、地上13階建てで延床面積は1万8585㎡。地下歩行空間と直結し、地下1~地上2階までは飲食・物販、4階から上がテナントオティスになる見通し。総工費は50億円を超える。(写真は来春から解体工事が始まる札幌フコク生命駅前ビル=中央、越山ビル=右、札幌ビルディング=左)
地権者は札幌フコク生命駅前ビルと札幌ビルディングの建物と底地を所有するフコク生命、越山ビルの建物・底地を所有する越山ビルディングス。現在のビルはフコク生命駅前ビルが9階、札幌ビルディングが11階、越山ビルが7階。越山ビルは1957年に竣工しており駅前通では最も古いビルの部類に入る。
3ビルを解体後に一体化して建設する新ビルは地下1階、地上13階建て。建築面積は1360㎡、延床面積は1万8585㎡、容積率は駅前通からセットバックすることによるインセンティブが付くため規定の1050%をフル活用する。新ビルの持ち分比率は、フコク生命が7、越山ビルディングスが3の割合。
地下1階は駅前通地下歩行空間と結び、同階から地上2階までは飲食・物販のフロアとし4階以上はテナントオフィスをリーシングする。3階は未定としている。
予定では、2014年4月から8ヵ月間をかけて3ビルの解体工事を進め、着工は15年はじめ。竣工は17年はじめになりそう。
建設は清水建設と伊藤組土建のJVで総工費は50億円を超える見込み。