札幌証券取引所は2026年2月18日、情報セキュリティ事業を展開しているセキュアヴェイル(本社・大阪市北区)が本則市場に上場(重複上場)したことに伴い、有価証券上場通知書の交付式を行った。会員証券会社や道内地銀、道内経済団体など約20人が出席した。
(写真は、有価証券上場通知書交付式。左から、札証・長野実理事長、セキュアヴェイル・米今政臣社長)
(写真は、有価証券上場通知書交付式後の集合写真)
セキュアヴェイルは、コンピューターネットワークのセキュリティサービスやシステムログの分析サービス、情報セキュリティエンジニアの育成と人材派遣などを展開しており、2025年3月期は売上高11億4900万円、営業利益3500万円、純利益4200万円、社員数106人。IPO(新規株式公開)は、2006年の大証ヘラクレス上場で、以降、証券取引所再編により2013年に東証ジャスダック上場、2024年に東証グロース上場、2026年1月に東証スタンダード上場に変わった。
この日、札証2階会議室で行われた交付式で、札証の長野実理事長からセキュアヴェイルの米今政臣社長に有価証券上場通知書の盾と記念の木槌が手渡された。長野理事長は、「本則市場上場を機に、道内での知名度や信用力を図っていただき、人材確保を強化してお客さま、投資家、株主数を増やしてもらいたい」と述べた。
米今社長は、「東京一極集中は好ましくないと考えている。また、東証のレギュレーション(規制)が頻繁に変わり、中長期的な展開が難しい。2つのことから、地方証取への上場を模索していたところ、札証から真っ先に前向きな反応をいただいた。これを縁に、札証上場を決めた。当社は、東京以北には拠点がないので、札幌に拠点を設けてセキュリティ事業を展開、地域に貢献していきたい」と話した。
同社は現在、事業立ち上げ責任者の採用を進めており、2026年度中に拠点を開設する考え。米今(よねいま)社長(64)は、愛媛県松山市生まれ。大阪の大学(文系)を卒業後に外資系のオリベッティに入社。その後、新日鉄情報通信システム(現日鉄ソリューションズ)に入社して40歳で独立起業した。



































