札幌の今、解体ノート2025年版㉞豊平区美園4条3丁目「アイノ」社屋

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 マチの新陳代謝は、建物の解体・新築が大きな要素を占める。見慣れた建物が解体され、新しい建物が建設され、マチは生まれ変わっていく。札幌には今、中心部にも郊外にも、数多くの新陳代謝の姿がある。札幌の今を記録する『札幌の今、解体ノート』の2025年34回目は、豊平区美園4条3丁目の「アイノ」の社屋。(写真は、解体工事中の「アイノ」の社屋)

 豊平区美園の住宅街の一角にあるアイノの社屋。アイノは、グラフィック事業やWebソリューション事業を展開する企業で、グループ会社には、アイノグラフィックス(本社・東京都千代田区)がある。美園にあるアイノは、アイノグラフィックスの札幌オフィスも兼ねている。アイノは、元々は井上製版という企業だったが、2000年10月にアイノに商号変更した。

 解体中の建物は、井上製版時代の1991年10月に新築された。鉄骨造3階建てで、延べ床面積は約292坪(964・55㎡)。解体工事は、2025年12月1日から始まっている。解体工事の注文者はアイノ、解体業者はクリエイト(札幌市清田区)。工事期間は、同年同月29日まで予定されている。

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