冷凍食品240品、アイス100品が食べ放題「チン!するレストランin SAPPORO」開幕

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 食品総合卸の日本アクセス(本社・東京都品川区)は2025年11月27日、札幌市中央区のサッポロファクトリーホールで、冷凍食品・アイスクリームの一般向け食べ放題イベント「チン!するレストランin SAPPORO」のオープニングセレモニーを開催した。きょう同月28日から同年12月15日(月)まで、同ホールで18日間にわたって開催される。(写真は、オープニングセレモニーのフォトセッション)

 オーブニングセレモニーの冒頭、主催者の日本アクセス服部真也社長が登壇、「全国4拠点目の開催となるこのイベントは、日本アクセス北海道設立25周年行事の一環でもあり、一般の方を含めて、小売業の方々にも多数来場いただき体験していただく予定で、最大規模の客席(200席)を用意した。2024年度の冷凍食品の市場規模は1兆3017億円で過去最高となり、アイスクリームも6451億円と過去最高になった。今回のような消費者が参加して、業界全体を盛り上げる企画を引き続き実施して、冷凍食品、アイス市場の拡大に注力したい」と挨拶した。

(会場の冷ケースから冷凍食品を自由に取り出せる=写真)

 トークセッションは、冷凍食品ジャーナリストの山本純子さんと吉本興業に所属しているぼる塾のきりやはるかさんと田辺智加さんが参加して行われた。山本さんは、「1回のレンチンで主食、おかず、副菜が全部揃うワンプレートが人気。栄養成分表示もあってバランスが良く、和食、洋食、中華のセットもある。冷凍食品は、手抜きではなく手間抜きだと業界全体でPRしている。麺、ごはん、次は冷凍パンの普及も期待できる」と業界動向を解説。
 ぼる塾の田辺さんは、「ワンプレートは健康にも良くておいしい。皿を洗わなくてよいのもありがたい」、きりやさんは、「調理が苦手で冷凍食品ばかり食べている。朝は時間がないので、チンして食べられるのはありがたい」などと、会場を盛り上げ、会場にも用意している吉本興業と日本アクセスが共同開発した、たこやき「吉たこ」もPRしていた。

 日本アクセス北海道(本社・札幌市東区)の村上勝茂取締役常務執行役員は、「道内量販店のバイヤーや経営層の方々など約240人の来場も予定しており、冷凍食品・アイスを実際に食べていただき、おいしさを実感してもらいたい」と話した。「チン!するレストランin SAPPORO」では、会場にリーチイン冷ケース20数台、平型冷ケースも約5台を設置して、冷凍食品約240品、アイス100品を用意している。電子レンジは、シロカ(本社・東京都千代田区)の解凍に適した電子レンジ60台が設置されている。冷ケースのほか、電子レンジを頻繁に使用するため、ファクトリーホールの電気系統を事前にチェック、「開幕の数日前に、電子レンジ60台を一度に使って電気容量を確認した。会場選びの要素の一つは電気容量だった」と関係者は明かしている。

(写真は、冷凍野菜を自由に選べるサラダバー)

 東京、大阪、名古屋と場所を変えて開催されてきた「チン!するレストラン」は、札幌で4回目。毎回新たな取り組みを加えることが条件になっており、札幌では、約15種類の冷凍野菜・冷凍果実から、好きな具材を選んでオリジナルサラダを作ることができるサラダバーや、日替わりで冷凍食品・アイスメーカーが新商品やおすすめ商品を調理し、提供するライブキッチンスペースを設けるほか、酪農学園大学とのコラボ企画も実施。学生目線で考えた「冷凍食品・アイスクリーム」の魅力も発信する。開場時間は11時~20時30分で、1日の予約枠は、時間帯によって5枠。90分制、事前決済で1人2000円(小学生は半額)。期間中に約1万5000人の来場を見込んでいる。

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