マチの新陳代謝は、建物の解体・新築が大きな要素を占める。見慣れた建物が解体され、新しい建物が建設され、マチは生まれ変わっていく。札幌には今、中心部にも郊外にも、数多くの新陳代謝の姿がある。札幌の今を記録する『札幌の今、解体ノート』の2025年29回目は、東区北27条東8丁目の旧「北光記念日病院」。
(写真は、解体工事が進んでいる旧「北光記念病院」)
旧「北光記念病院」は、1986年7月、北光線(東8丁目篠路通)沿いに「北光循環器病院」として個人開業。1998年5月、医療法人社団北光記念病院に法人名を変更、2002年1月に、医療法人社団カレスサッポロに法人名を変更した。その後、時計台病院(時計台記念病院)と事業提携、2008年7月に社会医療法人に認定され、法人名を社会医療法人社団カレスサッポロに変更した。
2025年4月に北光記念病院と時計台記念病院が移転新築統合、「カレス記念病院」(東区北6条東3丁目1-1)が開院した。旧「時計台病院」は、一足早く同年6月から解体工事に入っている。同年10月14日から旧「北光記念病院」も解体工事に入った。解体工事の注文者は、社会医療法人社団カレスサッポロ、解体工事はリ・ウインズ(札幌白石区)が行っている。リ・ウインズは旧「時計台病院」の解体工事も行っている。工事期間は、2026年6月30日まで。土地面積は約1400坪、所有者は個人。解体後は、どんな土地利用が進むか、注目が集まる。



































