赤字閉店「ホクレンショップ東神楽店」をコープさっぽろが承継、「黒字化できる」

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 ホクレン商事(本社・札幌市北区)が運営していた「ホクレンショップ東神楽店」(上川郡東神楽町北1条西1丁目)が、2025年9月21日に閉店してから1ヵ月後の同年10月29日(水)、コープさっぽろ(本部・札幌市西区)の運営による「コープさっぽろひがしかぐら店」が、オープンする。赤字閉店にもかかわらず、わずか1ヵ月のスピード承継となる。(写真は、2025年9月21日に閉店した「ホクレンショップ東神楽店」)

「ホクレンショップ東神楽店」は、2000年9月にオープン。JA東神楽が建物を所有、運営は、旧エーコープ旭川が担う形でスタートした。2008年4月、旧エーコープ旭川など3社とホクレン商事が合併、以降は、ホクレン商事が運営を担ってきた。売り場面積は約250坪。ここ数年の売上高は、年間約3億円前後で赤字が続いていた。

 近隣には、2003年10月に、スーパーとホームセンターを融合させたスーパーセンター業態の「ベストム東神楽店」(東神楽町ひじり野南1条5丁目1)がオープン。さらに、2015年3月には、同じ敷地内にショッピングモール「アルティモール東神楽」、2025年3月には、「テックランド神楽店」がオープンして集客力が一段と高まり、「ホクレンショップ東神楽店」の赤字は、解消のめどが立たなかった。

 このため、同店は、閉店を余儀なくされたが、それからわずか1ヵ月後に「コープさっぽろひがしかぐら店」が、居抜き出店することになった。コープさっぽろによると、「商圏が近い『ホクレンショップひがしかわ店』(上川郡東川町南1丁目5-1)は、繁盛店と聞いており、そちらの商圏からお客を呼び込めば、黒字が見込めるため出店した」としている。

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