千歳市の基幹商業施設「イオン千歳店」が大変身

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 イオン北海道(本社・札幌市白石区)は2025年9月26日、「イオン千歳店」(千歳市栄町6丁目51)をリニューアルオープンさせた。千歳市では、前日に「ラッキー千歳錦町店」がリニューアルオープンしており、中心部の2つのスーパーがほぼ同時に売り場を活性化、変化する需要への対応を強化した。(写真は、「イオン千歳店」1階食品フロア入り口。以下、写真はいずれもイオン北海道提供)
(写真は、拡大した「まごころ農家」の売り場)

 1階の食品フロアは、2025年8月後半から営業しながら改装を進め、同年9月19日から25日までの7日間は、一時休業して設備更新なども実施した。農産売り場では、近郊野菜の「まごころ農家」の売り場を拡大したほか、健康志向の高まりを受けて、生シイタケや玉ねぎ、スプラウトをオーガニック商品に切り替え、カットサラダ野菜の品揃えも増やした。果物のコーナーでは、片手で持ちやすい容器を使用したカットフルーツを新たに用意した。

(写真は、地獲り鮮魚のコーナー)
(写真は、ちとせ和牛のコーナー)

 水産売り場では、苫小牧漁港で水揚げした魚介類を取り扱うコーナーを充実させ、水産惣菜コーナーも新設。ブランド化した本まぐろ「超まぐろ」「真まぐろ」を豊富に品揃えするほか、トラウトサーモンや北海道でも定番になってきた「ぶり」も拡充する。畜産売り場には、銘柄牛「白老牛」「かごしま黒豚」など上質ブランド商品を定番化、千歳で70年以上の歴史がある「肉の山本」の品揃えを増やし、不定期でちとせ和牛「千美」の取り扱いも始めた。

(写真は、新たに導入した手伸ばしピザ)
(写真は、機内食の冷凍食品コーナー)

 デリカ売り場では、新たに店内調理の手伸ばしピザを販売、専用のオーブンで焼き上げたふっくらとした生地は、外はカリッとして中はもちもちで、焼きたての香りとチーズのとろけるおいしさを楽しめる。冷凍食品売り場は、ケースを一新、新千歳空港が近い「千歳店」の地の利を生かして、各航空会社で使用している機内食の冷凍食品も新たに品揃え。ベーカリー売り場では、長期保存可能で防災の常備食としても使える「青空製パン 缶詰入りパン」を新たに品揃えする。

(写真は、店内備え付けのレジゴー専用端末)

 チーズコーナーも拡大して、「日高乳業」「長沼あいす」「はやきた夢民舎」など、道産チーズの品揃えを強化した。レジ周りでは、買い物客が、バーコードをスキャンして会計をする「レジゴー」を道内初導入したほか、新たにキャッシュレス専用のセルフレジも導入した。

(写真は、キッズリパブリック」)

 その他、1階衣料品・暮らしの品のフロアは、ヘルスケア・ビューティーケア用品の売り場を従来比1・5倍に広げ、新たにミニコスメコーナー、調剤薬局も設けた。ホームファッションの売り場では、トップバリュのホームファッションシリーズ「ホームコーディ」を展開。2階には、子ども衣料品やベビー、ホビー、専門店のアミューズメント施設などと合わせ、札幌苗穂店に続く2号店として「キッズリパブリック」を展開することにした。

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