北雄ラッキーが山の手店（札幌市西区）を建て替え、創業店舗を一新し収益力を強化

　北雄ラッキー（本社・札幌市）は、同社の創業店舗である山の手店（札幌市西区山の手１条７丁目）を建て替える。山の手店は、１９７４年に同社がスーパーマーケット事業に本格的に乗り出した１号店。９７年には増床をしており旗艦店であるとともに収益店舗でもある。建て替えは来春ころから始め、秋口には新店の営業を始める。（写真は現在の山の手店＝２０１３年１０月１４日撮影）
　
　山の手店の建て替えは５年ほど前から検討されていたが、リーマンショックによる景気の冷え込みや投資のタイミングが合わず延びていた。
　
　今回、同社の倶知安店（倶知安町）が新規店舗として建設中で来春にはオープンするため山の手店の建て替え工事による減収をカバーできるようになったことや本社移転によって本社敷地跡をスズケンに数億円で売却、手元資金があることなどから建て替えを決めた。
　
　山の手店の現在の店舗面積は約４００坪だが、建て替えによって１００坪強の増床をして約５３０坪程度の店舗面積になる。
　
　創業店舗であり同社の原点となる店舗のため役職員にとって建て替えは同社の新たな一歩になる。このため、店舗コンセプトは「北海道で一番のスーパーマーケットを目指す」で店舗レイアウトや商品の品揃えにも特色を出していく。
　
　現在の店舗取り壊しと新店舗建設に約８億円程度を掛ける模様。新・山の手店の年商は２５億円程度になる見込み。
　同店周辺は良質な顧客が多く、リフレッシュした新店でさらに顧客を増やしていく。