札幌副都心開発公社(本社・札幌市厚別区)は、2025年9月12日、新さっぽろアークシティの商業施設「サンピアザ」を拡大リニューアルオープンさせた。長く親しまれてきた「カテプリ」の施設名を終了、既存の「サンピアザ」に統一した。これによって、新さっぽろアークシティの商業施設は、「サンピアザ」「デュオ」「イオン新さっぽろ店」の3つになった。(写真は、「カテプリ」から「サンピアザ」の看板に変わったメイン入り口の2階北口)
(写真は、北海道初出店のメンズ・レディースファッション「ORIHICA」)
新さっぽろアークシティの商業施設は、地下鉄が開業(1982年3月)する以前の1977年6月に「サンピアザ」と「ダイエー」の2施設でオープンした。1982年6月、当時のダイエーは、「サンピアザ」の1部を「プランタン新さっぽろ」として開業し、2000年3月、「カテプリ新さっぽろ」に名称を変更した。「カテプリ」とは、フランス語の品質「カテ」と価値「プリ」を合わせた造語。
2016年4月に行われた衆院選で初出馬した地元選挙区の和田義明氏の応援に駆け付けた小泉進次郎衆議が、「カテプリ」前で演説したこともあった。小泉氏は、集まった大勢の聴衆に向かって、「カテプリって変わった名前ですね」と何度も口にして、笑いを誘っていた。
(写真は、リニューアルオープンした施設内)
「カテプリ」の運営母体は、流通再編の荒波で、ダイエーからイオン北海道に移ったが、2024年6月末に、イオン北海道は運営から撤退、札幌副都心開発公社が引き継ぐことになったが、「カテプリ」の名称は、そのまま継続した。それから1年3ヵ月、同公社は、「カテプリ」の施設名を返上、「サンピアザ」に統一した。これによって、「カテプリ」25年間の歴史は、幕を閉じた。
リニューアルオープンを迎えたこの日、北海道初出店のメンズ・レディースファッション「ORIHICA」、ショッピングセンター初出店のレディースファッション「サンヨースタイルストア」、買取専門店「エコリング」が新たにオープン。同年10月~11月には、手芸用品「ユザワヤ」、世界のお茶専門店「ルピシア」、インテリア雑貨「デコホーム」、札幌初出店のメンズ・レディースファッション「グランデールプラス」が、それぞれ出店する。