コープさっぽろと札幌学院大学が包括連携協定を締結

道内大学・教育

 コープさっぽろ(本部・札幌市西区)と札幌学院大学(江別市)は2025年7月30日、次世代の北海道を担う優れた人材育成、地域社会の維持、産業の成長に資することを目的に包括連携協定を締結した。(写真は、包括連携協定の締結式。左からコープさっぽろ・大見英明理事長、札幌学院大・菅原秀二学長)
(写真は、協定締結式でコープさっぽろが協力している「泊村産カブトホタテの試食販売会」についてプレゼンを行った学生を囲んだフォトセッション)

 両者の間では、コープさっぽろの大見英明理事長が、同大学で特別講義を行ったり、コープさっぽろの担当者が環境関連の出前講義を行ったりしているほか、経済経営学部のゼミでは、「泊村地域産品ブランド化プロジェクト」や「ビジネスプランコンテスト」で協力するなど、相互交流が進んでいる。今回、包括連携協定を締結して、こうした関係をさら強化、人材の教育・育成に向けた取り組みや各学部との協働プロジェクトの実施をより深く行うことにした。

 この日、札幌学院大江別キャンパスG館8階ラウンジで協定の調印式が行われた。大見理事長は、「コープさっぽろは今年で創立60周年を迎え、事業も多角的に広がっている。2015年から始めたSDGsの取り組みでは、小売業の最先端にいる。そうした中で、札幌学院大の学生、教職員含めて相互メリットを図ることが良いのではと考えた。さまざまな交流を通じて、互いに知見を高めていきたい」と話した。

 札幌学院大の菅原秀二学長は、「コープさっぽろは多角的経営をしており、本学の教育資源とさまざまな場面で結びついていけると思う。本学も学園創立80周年を2026年に控えており、記念事業の中でも連携を図っていきたい」と挨拶した。コープさっぽろが、大学と連携協定を締結するのは、酪農学園大学(2017年)、北海学園大学(2019年)、札幌大学(2020年)、北海道文教大学(2020年)、札幌国際大学(2023年)、星槎道都大学(2024年)に続いて7校目。また、札幌学院大学が民間企業・団体と連携するのは、大和ハウス工業、大和リースなどに続くもので、流通系は初となる。

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