札幌証券取引所は2025年7月18日、WEB版求人情報メディア運営や保育を中心とした子どもケアサポート、地域力創出・課題解決事業を展開しているピーエイ(本社・福島県双葉郡楢葉町、東京本社・東京都目黒区)の札証本則市場への上場を承認した。2025年8月5日(火)に、有価証券上場通知書を交付する。(写真は、札幌証券取引所)
ピーエイは、1986年6月、新聞広告代理店業として新潟市で設立、1990年に求人情報マガジン「アイ・エヌ・ジー」を創刊、1995年12月にインターネット求人情報サービス(職ingサイト)を開設、2000年7月に東京証券取引所2部(現スタンダード市場)に上場した。今回、北海道での個人投資家への認知度向上とピーエイに対する理解促進、継続的な対話機会の拡充を目的として、札証本則市場に上場することにした。
ピーエイグループは、「地域に人を集め、地域に賑わいを創り、地域の人を元気にする」というミッションのもと、「地元人が誇れる地元」づくりを目指しており、企業派遣型の「地域活性化起業人」を派遣をはじめとする地域力創造事業を展開、地域に根差した活動を行っている。2025年7月1日には、上川郡美瑛町に子会社「ピーエイインカネイト北海道」を設立している。
同社は、札証本則市場への上場を通じて、北海道の地域自治体や関係機関との連携を強化して、地方創生や関係人口の創出にかかわる事業を推進する。なお、2024年12月期の連結決算は、売上高18億7700万円、経常利益6800万円、純利益7300万円。なお、本社は、2022年4月に現住所に移転した。本則市場上場は11社目となり、アンビシャス上場9社を含め札証単独上場は20社になる。