JR北海道、長谷工不動産と初の共同分譲マンションプロジェクト

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 JR北海道(本社・札幌市中央区)は、長谷工不動産(同・東京都港区)と初の共同事業となる分譲マンションプロジェクトを、札幌市西区で進めている。JR社宅跡など自社用地以外で初の事業となるもので、竣工予定は、2026年2月下旬となっている。(写真は、「ブランシエラ札幌発寒」の建設現場)

 JR北海道は、これまで自社用地を使った分譲マンション事業を、ミサワホーム北海道(本社・札幌市白石区)や大京(同・同都渋谷区)、住友不動産(同・同都新宿区)などと共同で行ってきた。今回は、JR発寒中央駅から徒歩4分、地下鉄東西線「発寒南駅」から徒歩12分の立地(発寒5条4丁目359-1ほか)で、長谷工不動産との初の共同プロジェクトを進めることにした。

 分譲マンション名は、長谷工不動産のブランドを使った「ブランシエラ札幌発寒」。札幌市内の「ブランシエラ」としては、6棟目。外観デザインは、基壇部にシンプルな白色のタイルとクリアガラスを採用、住戸部の外壁はダークグレーのタイル、マリオン部(建物の開口部に設ける垂直な部材)には、素材間のある赤褐色のレンガ調タイルを使用する。

 2LDK(56・01㎡)~4LDK(86・66㎡)の全7タイプ91戸。全タイプに備蓄倉庫を設置して、防災グッズやレジャー用品を収納できるようにする。敷地内の車路、駐車場、駐輪場には、ロードヒーティングを備える。理事会を設置しないデジタル技術を活用した、長谷工グループの新しいマンション管理サービス「smooth-e(スムージー)」を導入、ZEH-M Oriented(気密・防露性能の一定基準を満たし、基準一次エネルギー消費量から20%以上の消費量を削減した建物)基準を満たすマンションにする。

 敷地面積約661坪(2183・74㎡)、建築面積約253坪(836・69㎡)、鉄筋コンクリート造、地上14階、延べ床面積約2491坪(8222・20㎡)、高さは43・78m。建築主はJR北海道と長谷工不動産、設計、監理はスギオラボ(札幌市中央区)、施工は砂子組(本社・空知郡奈井江町)、工期は2024年5月13日から2026年3月27日。

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