「星乃珈琲店」が名寄市に出店へ、地元の大野土建がFC運営

経済総合

 郊外型喫茶店の全国チェーン「星乃珈琲店」が、北海道3店舗目を名寄市に出店する。FC(フランチャイズ)店舗の予定でも、オープン時期は、2025年8月上旬になりそう。(写真は、「星乃珈琲店札幌厚別店」)

「星乃珈琲店」は、ドトール・日レスホールディングス(本社・東京都渋谷区)の子会社、日本レストランシステム(同・同)が直営・FCで全国展開している郊外型喫茶店チェーン。2025年2月期決算の「星乃珈琲店」の店舗数は269店舗(うちFCは35店舗)、売上高は176億3800万円(前期比4・4%増)。北海道では、「札幌厚別店」(札幌市厚別区)と「札幌伏古店」(同市東区)の2店舗がある。

 今回、大野土建(名寄本社・名寄市、士別本店・士別市)がフランチャイジーとなって、「星乃珈琲店名寄店」を出店する。出店場所は、国道40号(国道239号と重複)沿いにあった旧「TSUTAYA名寄店」(西4条南10丁目1-6、2024年5月29日閉店)の店舗跡。ここには、現在、西1条南8丁目にある大野土建名寄本社が移転予定で、「星乃琲店名寄店」も同じ建物内に入る。

「星乃珈琲店」と同業態の郊外型珈琲店には、「コメダ珈琲店」と「むさしの森珈琲」がある。コメダホールディングス(本社・名古屋市東区)の子会社、コメダ(同・同)が展開する「コメダ珈琲店」は道内に24店舗があり、札幌市のほか北斗市、函館市、苫小牧市、千歳市、小樽市、江別市、旭川市、帯広市、北見市、釧路市に展開する。また、すかいらーくホールディングス(本社・東京都武蔵野市)の子会社、すかいらーくレストランツ(同・同)が展開する「むさしの森珈琲」は、札幌市2店舗と旭川市1店舗。

「星乃珈琲店」は、2つの同業態チェーンのない名寄市に、3店舗目を設ける。なお、名寄市には、2024年6月、関東圏の珈琲店「cafe Hanamori(カフェハナモリ)」のFC店舗として「cafe Hanamoriイオン名寄SC店」(徳田80-1、イオン名寄SC1階)がオープンした。本州で人気の喫茶店・カフェ系のFc店舗が、名寄市に出店するケースが続いている。

関連記事

SUPPORTER

SUPPORTER