北広島市は、北海道ボールパークFビレッジがある運動公園地区の地区計画について、同計画ただし書規定により、大林組(本社・東京都港区)が同地区内で計画しているタワーマンションと、ファイターズスポーツ&エンターテイメント(略称FSE、同・北広島市)が計画しているオフィス・住戸・商業の複合ビルの建築を許可する。2025年4月10日に開かれた2025年度第1回北広島市都市計画審議会で示された。(画像は、都市計画審議会で示された大林組が計画しているタワーマンションのパース図)
大林組が計画しているタワーマンションの建設場所は、2028年夏の開業が予定されている、JR新駅に近い運動公園地区の交通結節点地区(約5・6ha)内で、FSEが計画している複合ビルは、交流地地区(約14・2ha)内。両地区ともに建築物の制限として、延べ床面積1万㎡以下、建物の高さ70m以下と定められている。市は今回の都市計画審議会で、両社が計画している建築物について、地区計画のただし書規定に基づき、建設を許可することにした。
大林組のタワーマンション計画によると、敷地面積約3030坪(約1万㎡)を利用して、36階建て、約500戸のを想定、高さは約130m。札幌以外のタワーマンションとしては、旭川に次ぐものとなりそう。FSEが計画している複合ビルは、エスコンフィールド北海道の北側隣接地の敷地面積約1352坪(約4470㎡)を使って、分譲・賃貸マンションと商業施設、オフィスが入る建物を予定している。こちらは、2030年の竣工を予定している。市は、「さまざまな人がふれあい交流する地域を形成することで、運動公園の効用を高めると考える」として建設を許可する方向。