札幌の今、解体ノート2025年版⑤中央区北3条東4丁目旧「北海道日産自動車中央店」

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 マチの新陳代謝は、建物の解体・新築が、大きな要素を占める。見慣れた建物が解体され、新しい建物が建設され、マチは生まれ変わっていく。 札幌には今、中心部にも郊外にも、数多くの新陳代謝の姿がある。札幌の今を記録する『札幌の今、解体ノート』の2025年5回目は、中央区北3条東4丁目の旧「北海道日産自動車中央店」。(写真は、解体が進む旧「北海道日産自動車中央店」)

 創成イースト地区を代表する商業施設「サッポロファクトリー」。レンガづくりが残る開拓使麦酒醸造所の向かい側にあるのが、旧「北海道日産自動車中央店」。平成の初め頃は、マンションデベロッパーの札幌丸増が土地を所有していたが、1998年頃に、北海道日産自動車(本社・札幌市東区)が取得して、「中央店」を開設したようだ。それから、25年ほどが経過、2024年6月30日で「中央店」は営業を終了し、「西店」(札幌市中央区北5条西20丁目)と店舗統合した。

 旧「中央店」の土地は、2-24年12月に、大手マンションデベロッパー、タカラレーベン(本社・東京都千代田区)が取得。同社が発注者になって、2025年1月20日から建物の解体工事が始まっている。解体業者は、双葉工建(札幌市東区)。工事期間は、同年4月30日までとなっている。

 現場周辺は、北4東6周辺地区市街地再開発が行われて、分譲マンションや北ガスアリーナが建設された地区と近い場所。「サッポロファクトリー」のほか、苗穂駅連絡通の開通によって、「アリオ札幌」ともアクセスが良くなっている。タカラレーベンは、分譲マンション建設を想定しているようだ。

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