先頃終わった「さっぽろ雪まつり」会場で、新しいギネス世界記録が生まれた。コープさっぽろやJA北海道中央会、北海道ぎょれんなど、道内16の協同組合と関係機関が組織する、協同組合ネット北海道が挑戦した8時間以内でのカレーパン販売。結果は1万1208個と、「パンのトラ」(愛知県)が、2023年5月20日に達成した8340個に2868個の差をつけた。(写真は、公式認定員から授与された公式認定証=コープさっぽろ提供)
2025年は、国連が定める国際協同組合年であることから、協同組合ネット北海道が、協同組合間連携を深める契機にもなるとして、JA北海道中央会の一人の職員の提案から、カレーパン販売でのギネス世界記録挑戦を進めることになった。下國伸シェフがレシピを考案、コープさっぽろの関係会社、コープフーズが製造を担当し、用意したのは、「北海道まるごとカレーパン コク旨ビーフ」と「北海道まるごとカレーパン 贅沢スモークホタテ」の2種類。工場で一度揚げたものを雪まつり会場で2度揚げして、2個セット500円(税込み)で販売した。
2025年2月8日は、天候に恵まれ、11時から販売を開始したが、販売開始の2時間半前から並んだ男性もいた。購入した人は道内など国内の人が圧倒的で、下國シェフのファンも多かったという。子どもから高齢者まで年齢の幅が広く、大半の人が現金で購入。インバウンドは想定よりも少なく、待機した通訳の人は、あまり出番がなかったそうだ。
予定の19時よりも早く用意したカレーパン全てを売り切り、ギネス世界記録に認定された。出品したカレーパン2種類は、今後、「コープさっぽろ」の107店舗(植物園店を除く)で販売するが、時期や値段は未定。