ケンタッキーフライドチキンのFC（フランチャイズ）店舗を道央圏で展開している伊藤組（本社・札幌市中央区）は、2025年4月下旬に、「ケンタッキーフライドチキン イオン札幌桑園店」（札幌市中央区北8条西14丁目28）を出店する。「ケンタッキー」がありそうでなかった「イオン札幌桑園ショッピングセンター」にようやく登場する。
（写真は、「ケンタッキーフライドチキン」の店舗看板）
ケンタッキーフライドチキンを展開する日本ケンタッキー・フライド・チキン（日本KFC、本社・横浜市西区）は、2024年7月の投資ファンド、カーライルによるTOB（株式公開買付）とその後の同社による三菱商事（同・東京都千代田区）保有株の取得で、カーライルの完全子会社になった。
伊藤組土建（本社・札幌市中央区）の親会社、伊藤組は、日本KFCが設立された1970年の当初からフランチャイジー（加盟店）として、「ケンタッキーフライドチキン」のFC展開を進め、現在は、札幌市を中心に、道央圏で30数店舗を展開している。今回、50年にわたって経営に関与してきた三菱商事が手を引き、米投資ファンドが親会社になったが、伊藤組は、引き続きフランチャイジーとしてFC展開を行う。
その最初の店舗となるのが「イオン札幌桑園店」。1階の飲食街には現在、空きスペースが2ヵ所あり、そのうちのどちらかに入り、2025年4月下旬にオープンする。札幌市内の「イオン」の中で、「ケンタッキー」が入っているのは、「イオンモール発寒」「イオン札幌手稲駅前ショッピングセンター」「イオン札幌元町ショッピングセンター」など。ありそうでなかった「イオン札幌桑園SC」にもようやく登場する。ちなみに、伊藤組土建は、イオン札幌桑園SCの建物を担当し、2002年11月に竣工させた経緯がある。
