OICグループ(本社・川崎市幸区)の商業施設運営会社、Firsto(同・同)は2025年2月1日、イトーヨーカドー琴似店跡に「CiiNA CiiNA琴似」(札幌市西区琴似2条1丁目4-1)を先行オープンさせた。中核テナントの低価格スーパー「ロピア琴似店」は、初夏にオープンする。(写真は、2025年2月1日に先行オープンした「CiiNA CiiNA琴似」)
ヨーカドー琴似店が、移転前の店舗から数えて48年の幕を閉じたのは、2025年1月5日。それから1ヵ月も経たない中で、「CiiNA CiiNA琴似」がオープン、一部テナントの営業が始まった。初夏にオープンする「ロピア琴似店」は、地下1階に入ることになっており、立ち入ることができないが、1階から3階までは、数店舗が営業を始めた。
1階には、地下1階に入る予定の花屋「中西商店」が臨時出店しているほか、「ネイルスタイル」と「ワタナベ美容室」、2階には、「アイシティ」と生地・毛糸・手芸用品の「ヤーンショップ藤」、「売るナビ」、3階には、屋内アミューズメントの「わいわいランド」、100円ショップ「Seria」、ベネッセの「英語教室」、「ミント歯科」。1~3階のうち、ほぼ9割が埋まっていない状態でオープンした。
Firstoが、道内で運営している「CiiNA CiiNA」のうち、「屯田」(札幌市北区)と「福住」(同市豊平区)は、ヨーカドー屯田店、福住店の閉店からほぼ1ヵ月で先行オープンさせており、「琴似」も同様の間隔でオープンした。中核テナント「ロピア」がオープンするまでに、「屯田」は、それから2ヵ月と25日を要し、2025年2月8日にオープンする「福住」は、3ヵ月と15日を要することになる。「琴似」の場合は、初夏となっており、こちらも3ヵ月程度の間隔が空くことになる。
「CiiNA CiiNA」は、いずれも館まるごとのマスターリースで、テナントのリーシングは、OICグループが行うことになっている。「屯田」は、ほぼテナントが埋まっているが、「福住」とともに「琴似」は、過半を埋めるテナントの確定情報は、リリースされていない。