証券会員制法人札幌証券取引所は、2024年の「年間功労賞」に、アンビシャス上場の伸和ホールディングス(HD、本社・札幌市西区)を選定、2025年1月27日に表彰式を行った。「年間功労賞」は、札証上場企業の中から、市場や地域経済への貢献が大きい企業を選定するもので、今回が13回目。(写真は、札証年間功労賞の表彰式。左から札証・石井純二理事長、伸和HD・佐々木稔之社長)
(写真は、札証の鐘を鳴らす佐々木社長)
伸和HDは、「居酒屋炎」や「レッツゴーカレー」など飲食事業と持ち帰り専門店「炎」など物販事業、卸売事業を展開しており、2024年10月21日に、アンビシャス市場に上場した。上場は、2024年の後半だったが、札証理事会が同社を年間功労賞に選んだ理由として、石井純二理事長は、①売買銘柄のトップ3に入ったこと②上場2ヵ月後の売買代金が、上場月の6倍になったこと③年間売買代金は6位と、取引活性化に貢献したことーーなどを挙げた。
表彰式では、石井理事長から伸和HDの佐々木稔之社長に記念品が贈呈され、札証の鐘を3回鳴らして受賞を祝った。佐々木社長は、「IR活動を積極的に行い、当社株は順調に上昇している」と話した上で、「地産地消の取り組みを生かした株主優待をつくりたいと、ジンギスカンを株主優待特典に出したところ、思った以上に反響が良く、北海道の食の魅力を改めて実感した。当社は、稚内から函館まで幅広い店舗網を有しており、その利点を生かして、北海道の隠れた食材を今後も株主優待制度に取り入れ、北海道の魅力を全国に広め、北海道経済に貢献して地方創生に繋がる活動を行っていきたい」と語った。
同社の2025年3月期は、売上高60億4800万円(前期比3%増)、営業利益1億9800万円(同5・1%増)、経常利益1億9900万円(同4・9%減)、純利益1億4100万円(同0・9%増)を予想している。
(写真は、受賞後の記念写真)