「西友元町北二十四条店」承継の「ザ・ビッグ元町店」開店、 低価格需要に積極対応

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「西友元町北二十四条店」が、ディスカウントストア(DS)の「ザ・ビッグ元町店」(札幌市東区北24条東20丁目4-1)になって、2024年12月7日にオープンした。札幌市内では、11店舗目の「ザ・ビッグ」で、物価高による低価格二ーズを取り込み、初日から多くの買い物客で混雑した。(写真は、2024年12月7日にオープンした「ザ・ビッグ元町店」)

 イオン北海道(本社・札幌市白石区)は、承継した道内の西友9店舗のうち、「福住店」(札幌市豊平区)と「元町北二十四条店」をDSの「ザ・ビッグ」に転換することを決めていた。2024年11月30日の「福住店」に続く、今回の「元町店」オープンとなったもので、この日は、オープン時間を15分早めて、8時45分に、買い物客を店内に招き入れた。開店直後は、それほどの買い物客ではなかったが、9時を過ぎると徐々にお客が増え、9時半頃には、レジ待ち客が通路に溢れ、店内への入場制限をかけるなど盛況だった。

(写真は、精肉売り場※店内写真は、許可を得て撮影しています)

 店舗面積は、約900坪で、通常の「ザ・ビッグ」よりも広い。食品のSKU(在庫保管単位)は、他の店舗とほぼ同じだが、家庭用品など非食品の品揃えを増やし、全体のSKUは約9000。青果、精肉、鮮魚の生鮮食品やグロサリー食品、日配品、米などは、他のSM(スーパーマーケット)よりも割安で、買い物客の中には、同じ商品を複数個購入する姿も見られた。惣菜では、店内製造している「スパイス香るジューシーフライドチキン」や十勝産小豆使用の「おはぎ」が、人気を集めていた。

(写真は、惣菜売り場)

 小杉和弘店長(旧西友元町北二十四条店・店長)は、「地域のお客さまには(西友閉店から)2ヵ月間待っていただいたが、今日オープンができてうれしい。買えば買うほど安さが分かるので、近隣の皆さまに愛されるお店にしていきたい」と話していた。パート・アルバイトを含めた従業員数は約80人、レジはセミセルフが4台(精算機10台)、フルセルフレジ10台。駐車場の収容台数は275台。2階には、ファッション市場「サンキ」、100円ショップ「Seria」などが入っている。

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