アークス(本社・札幌市中央区)グループの道北アークス(同・旭川市)は、「ウェスタン川端」(旭川市川端町7条10丁目)をリニューアルした。2005年に建て替えオープンして以来、19年ぶりの大がかかりな改装で、デリカ売り場を広げ、グロサリー食品のゴンドラも増やした。リニューアルオープン日は、2024年10月25日。(写真は、2024年10月25日にリニューアルオープンした「ウェスタン川端」=道北アークス提供)
「ウェスタン川端」は、1989年に開業した。当時は、「カウボーイ」が店舗を拡大していた時期で、道北アークスの前身、ふじは同様の業態として「ウェスタン」を開業した。食肉や水産、加工食品など各部門ごとに独立店舗を配した市場のような集合体としてオープンしたが、その後、こうした“パワー”業態は飽きられ、同社は、2005年に現在の店舗に建て替えた。売り場面積は約996坪(3289㎡)。
これまで、小幅なリニューアルを行い、リーチインケースやフルセルフレジの導入などを行ってきたが、今回は、2024年10月17日から同月24日まで8日間休業して、大掛かりな改装工事を行った。改装経費は1億数千万円。
(写真は、強化したデリカコーナー=道北アークス提供)
(写真は、地元人気飲食店監修の味付け肉を揃えた食肉コーナー=道北アークス提供)
リニューアルは、デリカ強化がキーワードになっており、売り場面積を2割ほど増やした。鉄板焼きにこだわった「広島風お好み焼き」や「出汁巻き玉子」、栄養バランスの良い「まごわやさしい弁当」(食事に取り入れたい7つ食材の頭文字を引用した言葉)、タンパク質を摂取できる「五色豆弁当」を新たに用意した。
(写真は、新設した「魚屋の生寿司」コーナー=道北アークス提供)
食肉コーナーでは、平和旭川本店の豚丼や居酒屋しろふくろうの唐揚、韓国料理ソウル家のホルモン、やきとり専門ぎんねこの新子焼き、ちゃっぷ焼きなど、地元人気飲食店監修の味付け肉を品揃えした。水産コーナーには、「魚屋の生寿司」を新設した。
同店は、商圏が広く、道北の北部や留萌方面からの買い物客も利用している。年間売上高は30億円を超えており、道北アークスのナンバー1店舗である「ウェスタンパワーズ」(永山12条3丁目)に次ぐ2番店。今回のリニューアルによって10%以上の売り上げ増を見込み、「パワーズ」を超えて売り上げ1番店を目指す。