北雄ラッキー2025年2月期第2四半期決算、減収減益

流通

 北雄ラッキー(本社・札幌市手稲区)の2025年2月期第2四半期決算(2024年3月1日~同年8月31日)は、売上高181億4000万円、営業利益2900万円、純利益1900万円となり、前年同期比4・3%の減収、89・7%の営業減益、90・2%の純利益減になった。(写真は、2024年8月26日にオープンした「ラッキーマート白老店」)

 売上高は、2023年5月の「衣料館手宮店」(小樽市)と2024年2月の「発寒店」(札幌市西区)閉店などによって、前年同期約8億円強減少、粗利も3億円下がった。販売費および一般管理費は7100万円減少したもの、粗利の減少が、利益減少に影響した。同社は、「仕入れコスト上昇分を、すべて価格転嫁できなかった影響もあり、営業総利益が想定を下回って推移した」としている。既存店売上高は、前年同期比99・1%、客数は同95・3%、客単価は同104・0%だった。

同社は、2024年5月31日に短期借入金と長期借入金のバランス改善と元金返済負担の圧縮を目的に、三井住友銀行と北洋銀行をアレンジャーとするシンジケートローン40億円を調達、短期借入金の返済に充てた。これにより短期借入金は、期初の35億5000万円から12億5000万円になった。長期借入金は、15億4600万円から36億2000万円に増えている。

 2025年2月期通期は、スーパーくまがい」(白老郡白老町)を承継した「ラッキーマート白老店」(2024年8月26日オープン)や11月頃にオープンする新店「ラッキーマート南幌店」(空知郡南幌町)の売り上げがオンされるが、売上高374億円(前期比1・4%減)、営業利益4億9700万円(同2・4%減)、経常利益5億2000万円(同2・9%減)、純利益3億6000万円(同17・4%増)の業績予想は据え置いた。

 

関連記事

SUPPORTER

SUPPORTER