イオン北海道(本社・札幌市白石区)の2025年2月期第2四半期決算(2024年3月1日~同年8月31日)は、売上高が前期比4・5%増、1691億5400万円と過去最高となったが、粗利益増で、販売費および一般管理費の増加分をカバーできず、営業利益は同16・3%減の30億8000万円、経常利益は同11・4%減の32億6500万円、純利益は同15・6%減の16億900万円になった。(写真は、2024年5月31日に建て替えオープンした「イオン北郷店」)
業態別売上高は、GMS(総合スーパー)が924億2900万円(前期比2・3%増、既存比2・3%増)、SM(スーパーマーケット)が532億3500万円(同8・1%増、既存比2・1%増)、DS(ディスカウントストア)が265億2200万円(同6・3%増、既存比6・3%増)になった(※いずれも収益認識に関する会計基準適用外)。
商品別売上高は、衣料が97億500万円で前期比2・7%減、食品は1380億7800万円で同5・1%増、住居余暇は212億9500万円で同3・9%増になった。商品別粗利益率は、衣料が前期と同じ40・5%、食品も前期同水準の23・4%、住居余暇は0・1ポイント減の28・0%だった。客数は、前期比1・3%減、客単価は同4・0%増、販売店数は同1・6%減。
設備投資は、新店投資が27億7700万円、既存店投資が15億2000万円、IT投資が17億5000万円のほか、2024年9月にオープンしたイオン旭川春光店の建設仮勘定、イオンモール札幌苗穂の信託受益権取得で81億5200万円。
2025年2月期の通期は、2024年10月1日に西友(本社・東京都武蔵野市)との吸収分割契約による、9店舗承継に伴うシステム・意匠・内装・什器などの投資、再オープンまでの費用などにより、当初予想から営業利益は18・2%減の90億円、経常利益は19・1%減の89億円、純利益は23・4%減の49億円に下方修正、売上高は2%増の3580億円に上方修正した。