豊月、沼ノ端の店舗を生鮮強化型低価格スーパー「フードD生鮮市場」に転換

流通

 豊月(本社・苫小牧市)は、食品スーパー「フードD365沼ノ端食彩館」(同市北栄町1丁目24-5)を生鮮強化型の低価格スーパー「フードD生鮮市場沼ノ端店」にリニューアルする。リニューアルによって競争力を高め、真向かいに、年内にもオープンする「コープさっぽろぬまのはた店」を迎え撃つ。リニューアルオープンは、2024年10月中旬の予定。(写真は、「フードD3565沼ノ端食彩館」)

「フードD365沼ノ端食彩館」は、2007年7月に「フードD沼ノ端生鮮館」としてオープンしたスーパーマーケット。以前は、室蘭本線を超えた海側で「フードD沼ノ端生鮮館」(2004年7月オープン)を営業していたが、土地が手当てできたため、現店舗を新築して移転した。同店のオープン以降、2015年7月には、近隣に「マックスバリュ沼ノ端店」がオープン。競争環境が変化するたびにリニューアルを実施して、店舗活性化に取り組んできた。

 今回のリニューアルは、ほぼ真正面に出店する「コープさっぽろぬまのはた店」との競争に打ち勝つための改装。2024年8月8日にリニューアルオープンさせた「フードD生鮮市場澄川店」(澄川町1丁目2-11)と同じMD(販売政策)を導入、「フードD生鮮市場沼ノ端店」に転換する。同社の「生鮮市場」業態は、生鮮比率を高めて、グローサリー、日配品を低価格で販売する関東のディスカウンター「ロピア」の業態を参考にしたもの。

 改装工事は、2024年9月23日午後から始まっており、予定では、同年10月16日まで続くことになっている。「コープさっぽろぬまのはた店」は、12月頃のオープン予定で流通業界では、コープさっぽろ(本部・札幌市西区)と豊月が加盟している共同仕入れ会社、北海道シジシー(本社・同市豊平区)との戦いという見方も出ている。グローサリーなどドライ系商品で火花が散りそうだ。

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