大証ジャスダック上場の北雄ラッキー(本社・札幌市)とマックスバリュ北海道(同・同)の2014年2月期第1四半期(3~5月)決算は、明暗が別れた。北雄ラッキーは既存店売上げが前年同期間比で99・5%となり実質減収減益となったが、マックスバリュ北海道は106・2%で増収増益になった。
北雄ラッキーは、昨年8月末に篠路店(札幌市)内にあったFC店のTSUTAYAを閉店したことに伴う売上げ減少と春先の低温や天候不順によって既存店売上げが前年同期間に届かなかった。この結果、売上高は前年第1四半期比で0・7%減の105億4000万円、営業利益は同35・6%減の2900万円、経常利益は同40・4%減、1100万円だった。
第1四半期の純利益は、前期に有価証券評価損3300万円を含む特別損失5500万円を計上して4800万円の赤字だったが、今期は有価証券損失がなくなり300万円の黒字に転換した。なお、改装は3月のシティ遠軽(遠軽町)と5月の星置駅前店(札幌市)の2店。
マックスバリュ北海道は、決算期を前期から1月末を2月末に変更したため前年第1四半期との比較を出していないが、売上高は218億5900万円、営業利益4300万円、経常利益5600万円、四半期純利益は3600万円になった。
前期との比較ではないが前年3~5月の同期間との比較では、売上高が106・2%、客数103・2%、客単価102・9%といずれも前年の同期間を上回った。
改装は、3月にマックスバリュ新琴似店(札幌市)、琴似3条店(同)、4月に北26条店(同)、5月に王子病院店(苫小牧市)、栗山店(栗山町)の5店。
第1四半期純利益が黒字になったのは、2007年3月期の第1四半期以来、7期ぶり。