低価格スーパーの「業務スーパー」が2024年8月8日(木)、「平岡店」(札幌市清田区)と「旭川永山店」(旭川市)をオープンさせる。FC(フランチャイズ)事業者1社の乱脈経営で、道内7店舗が閉店した「業務スーパー」だが、今回の2店舗は、いずれも別のFC事業者が運営する。道内28店舗に減った「業務スーパー」は、30店舗になる。(写真は、2024年8月8日にオープンする「業務スーパー平岡店」)
「業務スーパー平岡店」(札幌市清田区平岡4条1丁目1-10)は、厚別滝野公園通沿いに出店。「ドン・キホーテ平岡店」、「ジーベック平岡店」、「徳寿平岡店」などが集積している一角で、中古カー用品の買取・販売「ガレージボーイ」跡への居抜き出店。運営は、神戸物産(本社・加古川市)のFC事業者であるG-7スーパーマート(同・神戸市須磨区)。同社は、「業務スーパー」最大のフランチャイジーで、全国に195店舗を展開している。道内28店舗の「業務スーパー」のうち、2024年7月18日に居抜きオープンした「北郷店」(札幌市白石区)を含めて、16店舗を展開している。
「業務スーパー旭川永山店」(旭川市永山2条6丁目1)は、「DCM永山店」の駐車場に隣接して建設された店舗。建築主は、神戸物産のFC事業者、三ッ輪商会(本社・釧路市)。三ッ輪商会は、「釧路昭和店」(釧路市)、「北見小泉店」(北見市)、「旭川緑町店」(旭川市緑町18丁目3034-1)を運営しており、今回の店舗は4店舗目で、旭川市内2店舗目となる。
「業務スーパー」は、神戸物産が製造している、低価格のグロサリー食品や冷凍食品を中心に取り扱っている小型スーパー。一部店舗では、精肉、青果、惣菜も扱う。2024年7月には、道内で「業務スーパー」をFC展開していたケヒコ(本社・横浜市中区)が、乱脈経営で自己破産、7店舗が閉店したが、他のフランチャイジーが展開する店舗は堅調。今後も店舗数を増やしていきそうだ。