ヤマダデンキ（本社・群馬県高崎市）が、上川管内東神楽町ひじり野地区で、新店舗の建設を進めている。新店舗名は、（仮称）「テックランド東神楽ひじり野店」。オープンは、2024年秋を予定している。扱う商品は、家電製品、理美容用品、調理家電などがメイン。
（写真は、仮称「テックランド東神楽ひじり野店」の建設工事。ベストムとアルティモールの建物が見える）
（写真は、道道294号東川東神楽旭川線に面した建設場所）
東神楽町ひじり野地区は、旭川市に近い新興住宅地。東神楽町の人口の約6割に当たる約5600人が住む。新店舗は、西條（本社・名寄市）が展開する「スーパーセンターBESTOM（ベストム）東神楽店」とショッピングセンター「アルティモール東神楽店」の敷地内に、並ぶように建設されている。既存2店舗の来店客や旭川市、東川町、美瑛町、富良野市方面からの利用客を見込める位置にある。建築主は、ヤマダデンキ、設計、管理は有限会社高田建築設計、施工はマルト建設（本社・福島県河沼郡会津坂下町）。
現在、ヤマダデンキは、旭川市内に3店舗を展開している。「ヤマダデンキTecc LIFE SELECT旭川店」（緑町12丁目）、「ヤマダデンキテックランド旭川大雪通店」（大雪通2丁目）、ベスト電器から業態変更した「ヤマダアウトレット旭川店」（花咲町5丁目）がそれ。今度の新店舗は、旭川近郊の東方面に立地しており、商圏範囲が拡大する。
競合するケーズデンキ（本社・茨城県水戸市）は、「ヤマダデンキテックランド旭川大雪通店」の向かい側に「ケーズデンキ旭川大雪通店」（大雪通1丁目）、「ヤマダアウトレット旭川店」の近くに「ケーズデンキ旭川春光店」（春光1条7丁目）の2店舗を展開。また、100満ボルト（本社・石川県野々市市）は、「100満ボルト旭川本店」（西御料5条1丁目）、「100満ボルト旭川永山店」（永山2条3丁目）に加え、旧龍谷高校跡地に店舗進出を決めている。ヤマダデンキの新店舗は、「100満ボルト旭川本店」に近く、旭川地区で一定程度均衡していた各社のシェアが崩れそうだ。
