コープ未来(あした)の森づくり基金が6回目の道民の森植樹、残雪の神居尻山の望み組合員230人が苗木1000本植える

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残雪がところどころに残る神居尻山の頂(いたたぎ)を望む道民の森・神居尻地区で1日、コープさっぽろの組合員230人が植樹に取り組んだ。レジ袋辞退者1人につき0・5円をコープが拠出し積み上げている「コープ未来(あした)の森づくり基金」の活動の一環で今年が6回目。青空の下で整備された0・5haの敷地にシラカンバやエゾヤマザクラなど19種類の苗木1000本を親子連れが約1時間かけて植えた。(写真左は、『Fの森』除幕式、写真右は苗木を植える親子連れの参加者)
 
 この日、午前11時に札幌市内からバス5台に分乗して参加したのは、親子連れや大学生などを含め225人。2008年から始まったこの取り組みは、昨年までに協働の森づくりAゾーン(2ha)が当初予定していた10年間を待たずに満杯となり、今回から新たに整備されたFゾーンでの植樹になった。
 
 植樹の前に行われた式典では、木製看板の除幕式が行われ、参加者を代表して井上耕くん(9)と想与ちゃん(7)がロープを引っ張ると『コープさっぽろFの森』と書かれた文字が現れた。
 
 林朋子組合員活動委員長は、「Fの森は森林サポーター中心になって1年間かけて100年先の森を想像しながらデザインされた場所。Fには森のF、未来のF、家族のF、復活のFと様々な意味が込められている。参加した子どもたちが大人になってさらにその子供たちと一緒に森の成長を確かめるために訪れて欲しい」と森が受け継がれていくことの大切さを呼び掛けた。
 
 森林ボランティアが植樹の方法をアドバイスした後、参加者は早速スコップで穴を掘り用意された苗木を1本1本一定の間隔をあけて植えた。
 Fゾーンの広さは約2haでこの日はそのうちの0・5haにシラカンバやタケカンバ、エゾヤマザクラ、キタコブシ、マカバ、ミズナラなど19酒類1000本が約1時間で植えられた。
 
 コープさっぽろでは、このFゾーンでも5年間6000本の植樹を行っていく。基金による植樹は、道民の森以外でも全道10地区で同様に行われている。

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